帰国の義務が適用される非移民ビザ (B, F, Jなど) やビザ免除プログラムで米国に入国する場合、一時的滞在の意思であること、つまり米国外に居住地があり、ビザ有効期間後は母国に帰国することが前提となります。それらのビザやプログラムでの入国直後に、永住権へのステータス変更を行うと、「移民の意思」 (米国に永住する意思) を持っていたことの疑いがもたれ、ビザ詐欺行為があったとして、その後永住権が取得できない場合があるため注意が必要です。
申請のタイミング以外でも、直接的な証拠が見つかれば、ビザ詐欺とみなされるケースがあります。また、ビザの更新を希望する場合、更新前に米国移民と結婚したり、永住権の申請をしていると、「移民の意思」が推定される可能性があるため、更新手続きにおける注意も必要です。