実際の業務の有無

会社の規模などによって、H1B専門職として申請をしても、認められない場合がある。例えば、会計士はH1Bと認められる職業だが、実際に会計士として仕事をするかどうかは別の問題である。例えば、従業員2~3人の小さな貿易会社が会計学で大学を卒業した外国人を雇用する際、H1Bを申請しても認められる可能性は低い。その理由は、そのような小さな規模の会社では、会計士としての仕事がないからである。簡単な経理 (ブックキーパー) は必要であっても、小規模なビジネスには、複雑な監査や税務プランなどを専門とする会計士は必要ない、と判断される。マーケティングのポジションでも、大々的にマーケティングをしている商品やサービスを販売していれば別だが、なければ「営業」と判断され、却下される可能性もある。ブックキーパーも営業も、一般的にH1B専門職としては認められていない。ただし、高度な知識を必要とする営業は認められる可能性がある (Sales Engineerなど) 。