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米国政府情報】 E/Lビザ配偶者のI-94による就労資格証明

 March 29, 2022 (Tuesday)

3/18/2022に米国移民局は、E/Lビザ配偶者の就労資格証明を兼ねたI-94の発行を正式に発表しました。新方式のI-94をお持ちのE/Lビザ配偶者は、就労許可証(EAD: Employment Authorization Document)なしに米国内での就労が認められます。

  • 新方式のI-94:Class of Admissionで配偶者を指す”S”が明記されたもの

      • 配偶者の表記:E-1S, E-2S, E-3Sまたは L-2S

      • 子供(E-1Y, E-2Y, E-3Y, L-2Y)および表記に“S”のないI-94では就労は認められない

  • 発行開始日:01/30/2022

  • 発行元:入国管理局(CBP、空港などでの入国審査で発行)または移民局(USCIS、米国内での滞在延長・ステータス変更申請などで発行)

  • 01/30/2022以前に発行されたI-94

      • CBPが発行したデジタル形式のもの:就労資格証明として使用不可。就労にはEADの取得が必要。

      • USCISが発行した書面のもの: 04/01/2022以降、21歳以上のE/Lビザ配偶者には移民局より通知が届く予定。その通知と、USCISが01/30/2022以前に発行した有効なI-94(E-1, E-2, E-3, L-2ステータスが明記されたもの)で就労資格の証明が可能。

  • Form I-9(就労資格確認書)上の扱い:List C Document(就労資格証明)として新方式のI-94が使用可能。雇用主は、別途List B Document(身分証)を確認する必要がある。

上記ビザカテゴリーでも子供は就労が認められません。また、01/30/2022以前にCBPが発行したI-94をお持ちの方は、次の出入国で新方式のI-94(配偶者ステータスが明記されたもの)を取得するまで従来どおり新規EAD取得申請が必要です。


移民局発表原文: https://www.uscis.gov/newsroom/alerts/uscis-updates-guidance-on-employment-authorization-for-e-and-l-nonimmigrant-spouses